はじめに

心構え

就職活動に不安を感じる方は多いです。とくに学生で経験がなければ、どんな考え方やマインドで臨めばよいのかわからないと思うかもしれません。 就職活動の内容は人によって様々ですが、たまに間違った心構えをもってしまうことで苦戦してしまう方もいます。

 

そこで就職活動における、基本的な心構えについてまとめさせていただきました。身につけることで他の就活生との差がついてきます。ぜひ、就活生は下記のことを意識してみてください。


何を優先して働くかを決めて就活する

社会にはとても多くの企業がありそれぞれに長所や短所、特徴があります。同じ業界であっても違いがあり、細かく比較していたらきりがありません。そのため働くうえでどんな条件を優先するかに、自分なりの判断基準をもっておく必要があります。

 

例えばやりがいのある業務ができることを優先するのか、福利厚生が充実していて安定して働けることを重視するのか、勤務地が近いことが大事なのか、などです。 ここを曖昧にしてしまうと会社の志望動機なども軸がなくなってしまいます。また入社後に理想とのギャップを感じてしまうという危険性もあります。

 

少し手間ですが、条件を紙などに書き出して言語化すると頭も整理されます。またこの条件は満たしているけれど、こちらは満たしていないということもよくあるので、優先順位をつけておくことも大事です

 

迷いなく就職活動を進めていくためにも、何を優先して就職活動を進めるかは、はじめに明確にしておきましょう。

面接では企業が自分を採用するメリットを提案する

会社は大学とは異なり、自分が成長するための場所ではありません。会社の発展や成長のために、自らが価値を提供する場所です。そのため自己成長したいということを会社の志望動機にあげてしまうと、落とされてしまう可能性が高いです。

 

自身がこれまで培ってきたスキルや経験をもとに、会社にどんな貢献ができるのかを考えなければいけません。
たまに社会に貢献したいということを志望動機にする人もいますが、あまりお薦めできません。もちろん会社側としても、社会に貢献することを目的や経営理念にしているところも多いです。

 

しかしあくまで会社は収益をあげるための組織なので、事業の成長があってこそです。社会に貢献するということだけでは、漠然としていて、独りよがりに思われてしまうかもしれません。

 

それよりもより具体的にどう会社の売上や事業の効率化などに貢献できるかを訴え、自分を採用するメリットを伝えるようにした方が良いです。そのように働いた結果として自己成長や社会貢献につながることは少なくありません。

内定はゴールではなくスタート

就職活動をしていると、内定することだけを目指してその後のイメージができていない人もいます。確かに必死に活動しているので気持ちはわかりますが、仕事は内定をもらい入社してから始まります。会社側としても内定で満足してしまって、入社後に真面目に働らかれないのでは困ってしまいます。

 

そのため面接などでも、入社後のイメージがちゃんとできているかを見られていることも多いです。実際に入社後にどんな風に働いて会社に貢献していくかは、常に意識しておきたいです。その考えがあるだけでも他の就活生と差別化できます。

就職した後の将来の自分まで見据える

先々を見据えることは、会社から高い評価が得るためだけではありません。自分自身が迷わず就職活動を進めていくためにも大事です。

 

どのような社会人でありたいのかという理想像があれば、どの企業を受けるべきかの判断基準にもなります。面接などでもより掘り下げた話ができます。

 

ときには一方的に評価されるだけでなく、本当に志望した企業に入る価値があるのかこちら側から企業を評価する目線でみることも大切です。

 

もちろん素直で謙虚な姿勢を忘れてはいけませんが、会社に従属するような卑屈な姿勢でも評価はされません。強い気持ちをもって就職活動をしていくためにも、遠い目標を見据えていきましょう。

まわりの同級生と比較しない

就職活動は人によってそのゴールも過程も様々です。そこが全員で同じテストを受け、点数付けによって順位が決まる受験などとは異なる点です。本当に行きたい1社から内定があれば、たくさんの内定はいりません。

 

業界によって採用が早くから始まるところもあれば、遅いところもあります。知名度のある大手企業よりも、個性的な中小企業やベンチャーで働いた方が喜びを感じられるというケースも少なくありません。

 

就職活動で陥りがちな罠に、周りの就活生と比較してしまうことがあります。面接に落ちたり内定がもらえなかったりとうまくいかないと、周囲の就活生と比較して落ち込むこともあるかもしれません。

 

しかし、隣の芝生は青く見えてしまうものです。あなたの強みも必ずあるので、そこをアピールし続ければ評価してくれる企業はきっと現れます。

 

周りは内定が出ているけれど、自分は出ていないから焦るというような話も耳にします。しかし気持ちが落ち着かないまま活動すると、かえって空回りしてうまくいかないことも多いです。

 

他人は他人、自分は自分とわりきって淡々と進めていくことも就職活動には大切です。

面接に絶対の正解はないことを理解する

よく言われることですが、面接はお見合いなどと近いです。いくらスキルがあってコミュニケーション力が高くとも、社風に合わないと判断されることもあります。

 

面接のポイントや人事の方の判断基準も様々です。そのためいくら優秀な人でも落ちることは珍しくありません。

 

そのため、結果に一喜一憂しないことが大事です。会社に必要とされない人間なのだといったネガティブな感情に流されるとモチベーションもさがります。厳しく言ってしまえば就職活動は時間も限られているので、落ち込んでいても時間のムダです。

 

その間に別の就活生は進んでしまいます。思い入れが強い会社であればショックなことはわかりますが、仕方ないと割り切って次を受ければ良いだけです。

 

少なくとも挑戦したことで経験は積めるのですから、もし何か失敗してしまったのならそのフィードバックは別の面接に活かせます。

評論家気取りになってはいけない

最近は就職活動に関する本や講演も少なくないので、実際に就職活動を行わずとも就活に関するノウハウや知識は得られるかもしれません。しかしそこで就活を分かった気になってしまい、活動をせずに企業や周りの就活生を評論するような態度の学生もたまにいます。

 

横から批評することは簡単でも、実際に応募して面接を受けることは大変です。しかしそうしなければ本当に就職活動を乗り越えるスキルは身につかないし、内定も取れません。

 

特に最初のうちは就職活動がわからず、選考が進まないのでみじめな思いになることもあるかもしれません。しかし、それでもめげずに努力し続けた人は、最終的には内定にたどり着きます。

心構えが決まれば就職活動の成功も近づく

就職活動における基本的な考え方について、やってしまいがちな間違いなどの例をあげつつ説明しました。個別の筆記試験や面接の対策や自己分析も大事ですが、心構えも疎かにはできません。

 

しっかりとした心構えをもつことで就職活動に専念できます。意外と落とし穴であったりもするので、他の受験生とは違うという印象をもってもらえるかもしれません。今回紹介したことなどを参考に、ぜひ志望する企業から内定を勝ち取ってください!

自己PRや志望動機ができたら誰かにチェックしてもらおう

自己PRや志望動機、面接など自分自身で「できた」と思っても必ず他の人からチェックしてもらってください。家族や友人では恥ずかしいと感じられる方は以下のようなサービスもございます。プロの目からアドバイスをもらうことができ、また就活の悩みも相談できるのでおすすめです。