はじめに

自分史の書き方(番外編) ~企業にどう活かせるのか考えてみよう~

深く掘り下げた自分史は就職活動で使える状態にする必要があるので、入りたい企業を意識して使いやすい形にするのが有効です。自分の長所、短所と企業の共通点を探りつつ、その企業に効果的な言葉を考えるとよいでしょう。


ここでも共通点を意識する

自分史から自分自身の本当の長所を導き出しても、それで終わりではありません。 もちろん、長所を知ることはこれからの人生で有利に働きますが、最も役立つ場面は就職活動です。

 

企業から長所をマッチング

そのため、就職活動ではまとめた自己分析のデータをどう活かすかを考える必要があり、志望している企業があるなら長所と企業の共通点を探っていきます。 自分自身の長所を導き出した時のように、得られた情報から企業についての特徴をリストアップするのが第一段階です。

 

その企業は革新的なのか保守的なのか、どのような社風か、世界に目を向けているのかなど、考えられる限りの特徴をリストアップしてください。

 

自分の長所と比較してまるで共通点がないなら無理やりにこじつけるしかなく、その企業を避けるという選択肢も出てきます。 しかし、何らかの共通点を見出だせたのなら、その共通点を強力な武器として使えるでしょう。

 

長所から企業をマッチング

具体的な企業どころか志望する業種すら決まっていない場合は、まずは方向性を決めないといけません。 全く方向性が定まっていなくても、自分の長所や短所を深く知っているなら有利ではあります。

 

基本的に個人プレーは企業では好まれないので、自分自身の長所の中でクラブ活動のようなチームワークを重視する経歴があるなら、そちらをアピールするのが効果的です。 しかし、やはり特定の企業向けに武器を作った方が有効であり、長所から逆算する形で業種を決める方法もあります。

 

先に書いたようにすでに志望している企業があるなら共通点を探しますが、こちらは自分自身の長所と共通点がある企業を探すやり方です。 部活動の試合などで積極的にプレイしたために負けてしまった、これは短所でもあり、長所でもあります。

 

この積極性の部分は、常にチャレンジ精神を求めている企業理念と合致するので、そのような企業がないかを探す、といった感じです。

短所もうまく使おう

短所は長所を言い換えるというのは就職活動での基本テクニックではありますが、自分史から得た長所だけでなく短所もしっかりと活かす必要があります。 基本的には長所と短所は表裏一体なので、企業にアピールする長所を思いついたら必ずセットで短所についても考えてください。

 

基本に忠実に、短所もなるべく長所のように言い換える必要があり、自己分析で深く掘り下げた短所をうまく長所に置き換えるのが有効です。 就職活動では学歴などの要素も大事ですが、自分史でしっかりと長所と短所を把握すればより結果が期待できます。

自己PRや志望動機ができたら誰かにチェックしてもらおう

自己PRや志望動機、面接など自分自身で「できた」と思っても必ず他の人からチェックしてもらってください。家族や友人では恥ずかしいと感じられる方は以下のようなサービスもございます。プロの目からアドバイスをもらうことができ、また就活の悩みも相談できるのでおすすめです。