はじめに
「先んずれば、すなわち人を制す」
こんな言葉を耳にしたことがあるかもしれません。「戦いにおいては、相手の先を行くことで、勝利を手にすることができる」という意味ですね。これは何千年たっても変わらない人間社会の法則であり、就職活動にも当てはまることです。そのために必要なのは準備です。
そして就活をするにあたりこれだけは抑えておいてほしいのですが、就職活動というのは自己PRと志望動機さえしっかりしていれば確実に成功します!
この2つが完成した時点で就活の8割は終わっていると言っての過言ではありません。残るは筆記試験と面接ですが、筆記試験は勉強するしかないでしょう。本屋に行けばそれ用の本も売ってあります。面接は自己PRと志望動機ができている時点で話すことは決まっているはずなので、あとは基本的な部分を抑えておけば問題ありません。
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このサイトでは「何も書くことがない」という新卒のために、就職活動の準備から内定までの流れや自己PR、志望動機の考え方、書き方を中心に紹介していきます。
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それでは最初に、内定を確実にゲットするために、「他人に先んじて」行うべき準備とは、どんなものでしょうか? いまからその流れをじっくりみていきましょう。
就活の準備~内定までの流れ一覧
就活の準備から内定までの流れは、「大学生活」「就職のための研究」「会社へのアプローチ」「受験」―――これら4つのステージに分けて、スケジュールを組む必要があります。
アルバイトやサークル活動など、あなたの大学生活そのものが、就職への準備となります。ここで多くの人と交流し、社会性を身につけることが、社会人への基礎づくりとなるからです。
就活を上手く勝ち抜くためには、当然ながら多くのことを研究する必要があります。自己分析、企業研究、筆記試験対策など、早く準備をはじめることが内定への近道となります。
説明会やインターンシップなど、あなたの側から会社へとアプローチできる機会もあります。こうしたチャンスは決して逃さずに、挑戦していきましょう。
志望企業が決まり、準備をすませたら、いよいよ受験です。エントリーシートの提出から、筆記試験、面接まで、つねに先手を取って対策を打っていくことが必要です。
なお、経団連は学生の就活が学業に影響しないよう、広報活動(説明会など)を3月に、面接を6月に解禁します。この点も考慮して、スケジュールを組んでいく必要があります。
では、こうした様々な項目について、それぞれいつから取り組んでいけばいいのでしょうか?大体の流れを考えてみましょう。
【10の流れ】就活でやるべきこととその時期
それでは、就活でやるべき10個の項目について、大まかな流れを以下に記します。ただし、あくまでも一般的なパターンであり、例外もあるのでご参考までにみてください。
【流れ1】
アルバイトやサークル活動で経験を積む。
大学入学から卒業まで。
【流れ2】
インターンシップに参加して【社会人】の考え方に触れる。
大学3年6月~/※志望企業の情報を常にチェックしましょう。
【流れ3】
筆記試験を事前に行い就活に専念できるようにする。
大学3年から/※日ごろから新聞やニュースに目を通しておくことが、備えになります。
【流れ4】
自己分析をして就活する時のブレない軸をつくる。
大学3年から。
【流れ5】
業界分析・企業研究で自分の行きたい企業を見つける。
早ければ早いほうがベター。志望の業界が明確なら、大学入学後すぐにでも。
【流れ6】
合同説明会への参加で自分の知らない企業を見つける。
大学3年3月~大学4年5月。
【流れ7】
受けたい企業にエントリーシートを提出する。
大学4年4~5月/※ 早めの準備が吉です。
【流れ8】
個別説明会に参加して志望企業について詳しく知る。
大学3年3月~大学4年5月。
【流れ9】
選考(面接・グループディスカッション・筆記試験)に挑戦。
大学4年6月~9月。
【流れ10】
内定・内々定を獲得。
大学4年7月~(内々定)。大学4年10月~(内定)。
【10の流れ】就活の準備~内定まで
それでは、就活の準備から内定までの流れについて、いまから具体的にみていきましょう。
【流れ1】アルバイトやサークル活動で経験を蓄える
これらの活動は就活と直接的には関係しません。しかしアルバイトやサークル活動に真剣に取り組んだ学生さんほど、就活も上手くいき、スムーズに内定をゲットできる傾向にあるのです。
理由としては、まず第一に、アルバイトやサークル活動を通じて、あなたの「社会性」が育まれます。もうひとつは、企業側の印象を良くする効果もあります。大学時代にアルバイトやサークル活動で汗を流した人の方が、基本的には高く評価されやすいのです。
【流れ2】インターンシップに参加して社会人の考え方に触れる
ご存知の通り、インターンシップとは学生が一定期間、企業で仕事を体験するというものです。インターンシップの最大のメリットは、志望企業の情報を自ら入手できることです。先輩社員に直接質問をぶつけることで、インターネットでは得られない生の情報が手に入ります。
さらには実際に志望企業で仕事を体験することで、「社会人の考え方」に触れることができます。社会人としてのあり方を、志望企業の中で学ぶことができるのです。
【流れ3】筆記試験を事前に行い就活に専念できるようにする
就活の流れにおいて、案外軽視されがちなのが、筆記試験です。たしかに就活はやるべきことが多く、筆記試験の準備が後回しになってしまいがちです。
しかし筆記の段階で落とされてしまうと、面接へと進めなくなることもあります。足元をすくわれない程度の準備は必要になります。
【流れ4】自己分析をして就活する時のブレない軸をつくる
就活においては当然企業研究は必須ですが、実はあなた自身の分析こそが欠かせません。自分の長所と短所を冷静に見きわめた上で、自分の個性を志望先企業でどう活かしたいのか、考えておく必要があります。
そうやってあなた自身の「ブレない軸」をつくっておくことで、就活に臨むことができるのです。
【流れ5】業界分析・企業研究で自分の行きたい企業を見つける
就活において、業界分析・企業研究が必要なのはいうまでもありません。特に面接では、志望する業界や企業について、どこまで知っているかを試されます。
新聞に載っている業界情報や、企業が自ら発信しているホームページの情報などは、必ずチェックしておきましょう。
【流れ6】合同説明会への参加で自分の知らない企業を見つける
早い段階から志望企業をしぼり込み、対策を練っていくのはいいことです。その一方で、自分の知らない企業についても、広くアンテナを張っておく必要があります。
企業について幅広く情報を得るためにも、合同説明会には積極的に参加しましょう。
【流れ7】受けたい企業にエントリーシートを提出する
就活の最初の関門・エントリーシート。その作成において、注意すべき点は2つあります。
1つ目は、ありきたりな自己アピールは逆効果だという点。そして2つ目は、他人の視点が重要だという点です。自己アピールが独りよがりにならないために、たとえば友人同士でエントリーシートを交換して、お互いに指摘しあうなどの対策が重要です。
【流れ8】個別説明会に参加して志望企業について詳しく知る
企業についてよく知るには、やはりその会社が単独で開いている個別説明会への参加は必須です。 疑問に思っていることも、担当者に直接ぶつけられるチャンスですので、ぜひ生かしましょう。
また、あなたの質問が担当者の記憶に残るようであれば、選考上も有利になることも考えられます。
【流れ9】選考(面接・グループディスカッション・筆記試験)に挑戦
面接やグループディスカッションは、就活における最大の難関です。
対策としては、まず第1に業界の知識・ニュースをちゃんと学んでおきましょう。面接もディスカッションも業界に関するテーマが選ばれることが多いからです。第2に、面接やディスカッションの練習を実際に行うことです。友人たちと協力して、模擬面接・模擬ディスカッションをくり返しましょう。
【流れ10】内定・内々定を獲得
内定と内々定の違いは、しっかり理解しておかなくてはなりません。内定には法的拘束力があり、内定式で書類にサインすれば契約が成立します。
しかし内々定はあくまで「10月に内定を出しますよ」という約束にすぎず、法的拘束力はありません。
まとめ
ひと口に就活といっても、取り組むべきことは数多くあります。だからこそ、就活全体の流れをよく理解したうえで、長期的にスケジュールを考える必要があるのです。
今この時期に何をしなければいけないのかがはっきりしていれば、志望企業の内定獲得に向けて好スタートをきれるはずでしょう。